PF管へVVFを通すとき、「PF16なら何本?PF22なら何本?」と知りたくなることがあります。
ただし、VVFは平形ケーブルなので、絶縁電線の収容本数表をそのまま使うことはできません。本数を決めるときは、VVFの仕上寸法、PF管の実内径、曲がり、距離、引替え性を合わせて確認する必要があります。
PF16・PF22・PF28の近似内径
未来工業ミラフレキSSの代表値は次のとおりです。
| 呼び | 外径 | 近似内径 |
|---|---|---|
| PF16 | 約23mm | 約16mm |
| PF22 | 約30.5mm | 約22mm |
| PF28 | 約36.5mm | 約28mm |
VVF1.6・2.0の仕上寸法
SFCCのVVF仕様書では、代表的な仕上寸法は以下のとおりです。
| VVF | 仕上寸法(約) |
|---|---|
| 1.6mm 2心 | 6.2×9.4mm |
| 2.0mm 2心 | 6.6×10.5mm |
| 1.6mm 3心 | 6.2×13.0mm |
| 2.0mm 3心 | 6.6×14.0mm |
同じ「VVF2.0」でも2心と3心では幅が大きく違います。さらにメーカー・仕様による差もあるため、使用するケーブルの仕様書で確認してください。
なぜ「PF16=VVF○本」と断定しにくいのか
VVFは断面が長方形に近い平形です。1本なら管の中で向きを変えやすくても、2本・3本になると重なり方やねじれ方で必要スペースが変わります。
また、管内で物理的に収まっても、曲がり部分で引っ掛かったり、将来の引替えが難しくなったりすることがあります。
本数を決めるときの実務手順
- 使用するVVFの「幅×厚さ」を仕様書で確認する
- 使用するPF管の実内径を確認する
- 曲がりの数・配管長・入線方向を確認する
- 同時入線か、1本ずつ入線するかを考える
- ぎりぎりの場合は管サイズを上げる
絶縁電線の32%ルールと混同しない
PanasonicのPF管資料では、異なる太さの絶縁電線を同一管に収める場合、被覆を含む断面積の合計を管内断面積の32%以下とする考え方が示されています。
VVFはケーブルなので、この数字だけから「PF○○にはVVFが○本」と法令上の上限を決めるのは避けましょう。
PF16・22・28の使い分け
短い直線ルートと、長く曲がりの多いルートでは必要な余裕が違います。特に複数のVVFを同じPF管へ入れる場合は、施工性と将来の引替えを考えて、計算上の最小サイズより余裕を持たせるのが実務上重要です。
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まとめ
PF管にVVFが何本入るかは、PF管の呼びだけでは決まりません。VVFの心数・導体径で仕上寸法が変わり、平形ケーブル特有の通しにくさもあります。
「物理的に入る本数」と「安全に施工・引替えできる本数」は別と考え、使用材料の仕様書と現場条件から判断してください。







