ブレーカーの一次側・二次側とは?電源側と負荷側の見分け方と注意点【2026年版】

電気工事の基礎知識

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

スポンサー

分電盤や制御盤でよく使う『一次側』『二次側』という言葉は、ブレーカーのどちらが電源側で、どちらが負荷側かを表すときにも使われます。

基本は、一次側=電源側、二次側=負荷側です。ただし、盤の向きだけで決めつけず、端子表示や回路図、メーカー仕様で確認する必要があります。

スポンサー

一次側とは

一次側は、電源からブレーカーへ入ってくる側です。英語表記ではLINEと表示されることがあります。

ブレーカーをOFFにしても、上流の電源が生きていれば一次側端子は充電したままです。『ブレーカーを切ったから盤内全部が無電圧』とは限りません。

二次側とは

二次側は、ブレーカーを通過して負荷へ出ていく側です。LOADと表示されることがあります。

ブレーカーOFF時は通常、二次側への給電が遮断されますが、別回路からの回り込み、非常電源、発電設備などがある設備では別の電源が存在する可能性もあります。

上が一次側、下が二次側とは限らない

一般的な盤では上側が電源側、下側が負荷側の構成が多いものの、機器の取付方向や製品仕様によって判断できません。次を確認します。

  • LINE・LOADなどの端子表示
  • 一次・二次の刻印
  • 単線結線図・展開接続図
  • メーカーの施工説明書・仕様書

逆接続できるブレーカーもある?

製品によっては逆接続に対応するものがありますが、すべてではありません。計測機能、漏電検出、補助電源などを持つ機器では接続方向が指定されることがあります。

そのため、外観だけで『どちら向きでも同じ』と判断せず、型番ごとのメーカー資料を確認します。

点検時に重要なこと

一次側にはブレーカーOFF後も電圧が残るため、点検では検電・測定、ロックアウト、表示、上流遮断など設備に応じた手順が必要です。

ブレーカーの種類や極数については2P1E・2P2E・3P3Eとは?、主幹ブレーカーの考え方はなぜ主幹ブレーカーにELBを使う?も参考にしてください。

まとめ

一次側は電源側、二次側は負荷側が基本です。ただし、取付方向だけでは判断せず、端子表示・回路図・メーカー仕様を確認します。

特に安全上重要なのは、ブレーカーをOFFにしても一次側は充電している可能性があることです。盤内作業では無電圧確認を省略しないでください。

参考資料