第二種電気工事士の施工・検査・法令|公式過去問20問を四択で演習【2024〜2026年】

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第二種電気工事士|学科試験対策施工・検査・法令
公式過去問20問

「数字だけの暗記」から、条件を見て選べる理解へ。施工6問・検査8問・法令6問をテーマ別に練習します。

施工や検査の問題では、「どこに施設するのか」「対地電圧はいくつか」「何秒で遮断するのか」で答えが変わります。法令の問題では、資格が必要な作業と、法律ごとの役割を整理することが近道です。

この記事では、2024年上期・下期、2025年上期・下期、2026年上期の第二種電気工事士学科試験(筆記方式)の公式過去問から20問を選びました。各問に実際の年度・問番号を示し、四択の順序と条件を保って掲載しています。

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四択を押すと正誤が表示されます。紺色の「答え・短い解説を見る」で、条件→基準→判断→他の選択肢→覚えることを確認できます。原本画像と図はタップして拡大できます。

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  1. まずは、繰り返し出ているテーマから
  2. 施工方法|接続・支持・施設場所を読む
    1. 電線の接続で守る3つの条件
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    2. ビニルテープは何層必要?
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    3. ケーブルの支持点間隔
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    4. VE管の支持と接続
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    5. ライティングダクトを壁に通せる?
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    6. CD管を木造住宅に使う条件
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
  3. 検査方法|測り方と判定値を分ける
    1. 工事完了後に何を検査する?
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    2. 絶縁抵抗計で測定するときの状態
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    3. 同じ200Vでも絶縁抵抗の基準は違う
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    4. 遮断時間とD種接地抵抗
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    5. 300Vを超える低圧電路の基準
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    6. 接地抵抗計の測定前確認
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    7. 漏えい電流による絶縁性能の判定
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    8. 漏れ電流計で挟む電線
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
  4. 保安に関する法令|人・設備・製品のルール
    1. 資格が必要な作業の組合せ
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    2. 電気工事士免状の扱い
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    3. 法律と役割の対応
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    4. 技術基準の根拠となる法律
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    5. 交流の低圧・高圧の境界
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
    6. 特定電気用品の組合せ
      1. まず問題の条件
      2. 使う基準・考え方
      3. なぜこの選択肢か
      4. 他の選択肢との違い
      5. これだけ覚える
  5. 間違えた問題は、条件の違いを言葉にして復習
  6. 出典・掲載方針
  7. 施工の知識を、技能試験の練習へ

まずは、繰り返し出ているテーマから

今回の5回分では、電線接続、絶縁の測定・判定、接地の測定・判定、電気工事士法等、特定電気用品の区分が、いずれも5回すべてに登場しています。同じテーマでも条件が変わるため、代表的な問題を比較して解きましょう。

  • 電線接続:5/5回(各回の問19)
    接続条件、圧着、絶縁処理をひとまとまりのテーマとして集計。この演習では接続条件と絶縁処理を学びます。
  • 絶縁の測定・判定:5/5回(各回の問25)
    測定器の扱い、絶縁抵抗、漏えい電流という異なる聞き方を比較します。
  • 接地の測定・判定:5/5回(各回の問26)
    接地抵抗値、計器の確認、測定手順が出題。接地と絶縁を組み合わせた問題も含みます。
  • 電気工事士法等/特定電気用品:各5/5回(各回の問28/問29)
    資格・免状・法律の役割と、電気用品の区分を整理します。

集計対象は上記5回の公表された筆記問題です。CBT全問題や将来の出題率を示すものではありません。テーマ分類は学習用で、重要度A/B/Cの格付けはしていません。

公式科目との対応:①電気工事の施工方法、②一般用電気工作物等の検査方法、③一般用電気工作物等の保安に関する法令。接地・絶縁の基準は複数科目にまたがるため、ここでは「検査方法」にまとめています。公式の試験科目

施工方法|接続・支持・施設場所を読む

まず「適切」「不適切」のどちらを選ぶかを確認。材料名、施設場所、長さの例外条件に注目しましょう。

演習01 / 20|2025年上期 問19|施工方法

電線の接続で守る3つの条件

単相100 V の屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で,次のような箇所があった。a~d のうちから適切なものを全て選んだ組合せとして,正しいものは。

a:電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分に被覆した。

b:電線の引張強さが 10%減少した。

c:電線の電気抵抗が 5%増加した。

d:電線の電気抵抗を増加させなかった。

答えを選択してください。

イ.a のみ
× 不正解
ロ.b 及び c
× 不正解
ハ.b 及び d
× 不正解
ニ.a,b 及び d
○ 正解!
答え・短い解説を見る

正解:ニ.a,b 及び d

まず問題の条件

単相100Vの絶縁電線相互の接続です。「適切なものを全て」なので、a〜dを別々に判断します。

使う基準・考え方

根拠:電気設備の技術基準の解釈第12条(電線の接続)。 電線接続の基準では、接続で電気抵抗を増加させず、引張強さを20%以上減少させず、接続部を元の絶縁物と同等以上の絶縁効力で被覆します。

なぜこの選択肢か

aは絶縁の条件を満たし、bの10%減少も20%未満なので適切です。cの抵抗5%増加は認められず、dは適切。したがってa・b・dのニです。

他の選択肢との違い

イはb・dが抜けています。ロは不適切なcを含みます。ハは適切なaが抜けています。「引張強さも一切減らせない」と考えると選び間違えます。

これだけ覚える

接続は「抵抗を増やさない・強さを20%以上減らさない・絶縁を戻す」。

出典:令和7年度上期第二種電気工事士学科試験 問19(2025年5月25日実施、問題PDF 8頁)。公式問題/公式解答

演習02 / 20|2024年下期 問19|施工方法

ビニルテープは何層必要?

600 V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形1.6 mm を使用した低圧屋内配線工事で,絶縁電線相互の終端接続部分の絶縁処理として,不適切なものは。 ただし,ビニルテープは JIS に定める厚さ約 0.2 mm の電気絶縁用ポリ塩化ビニル粘着テープとする。

答えを選択してください。

イ.差込形コネクタにより接続し,接続部分をビニルテープで巻かなかった。
× 不正解
ロ.リングスリーブ(E 形)により接続し,接続部分を黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ(厚さ約 0.5 mm)で半幅以上重ねて 1 回(2 層)巻いた。
× 不正解
ハ.リングスリーブ(E 形)により接続し,接続部分をビニルテープで半幅以上重ねて 1 回(2 層)巻いた。
○ 正解!
ニ.リングスリーブ(E 形)により接続し,接続部分にリングスリーブ用の絶縁キャップを被せ,ビニルテープで巻かなかった。
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:ハ.リングスリーブ(E 形)により接続し,接続部分をビニルテープで半幅以上重ねて 1 回(2 層)巻いた。

まず問題の条件

厚さ約0.2mmのビニルテープで、VVF1.6mmの終端接続部を絶縁する問題です。テープの種類と厚さが条件です。

使う基準・考え方

根拠:電気設備の技術基準の解釈第12条の接続部の絶縁の条件。 接続部には電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力が必要です。この条件のビニルテープでは、半幅以上重ねて2回以上、計4層以上にするのが基本です。

なぜこの選択肢か

ハは1回、計2層しか巻いておらず、必要な絶縁が不足するため不適切です。

他の選択肢との違い

イの差込形コネクタ、ニの専用絶縁キャップは絶縁機能を備えます。ロの約0.5mmの黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープを、約0.2mmのビニルテープと同じ回数で判断しないことが大切です。

これだけ覚える

約0.2mmのビニルテープは、半幅重ねで2回以上=4層以上。

出典:令和6年度下期第二種電気工事士学科試験 問19(2024年10月27日実施、問題PDF 8頁)。公式問題/公式解答

演習03 / 20|2026年上期 問20|施工方法

ケーブルの支持点間隔

ケーブル工事(キャブタイヤケーブルを除く)の支持点間の距離について,次の空欄(A)及び(B)に当てはまる組合せとして,適切なものは。

ケーブル工事の支持点間の距離は,ケーブルを造営材の下面又は側面に沿って取り付ける場合は(A)[m](接触防護措置を施した場所において垂直に取り付ける場合は(B)[m])以下とする。

答えを選択してください。

イ.(A)2
(B)6
○ 正解!
ロ.(A)6
(B)2
× 不正解
ハ.(A)3
(B)6
× 不正解
ニ.(A)2
(B)5
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:イ.(A)2 (B)6

まず問題の条件

キャブタイヤケーブルは除かれています。下面・側面への一般的な取付けと、「接触防護措置あり・垂直取付け」の場合を分けます。

使う基準・考え方

根拠:電気設備の技術基準の解釈第164条(ケーブル工事)。 ケーブル工事の支持点間隔は通常2m以下です。接触防護措置を施した場所で垂直に取り付ける場合には6m以下にできます。

なぜこの選択肢か

(A)が2、(B)が6なのでイです。6mは通常の横方向の配線にも使える数値ではありません。

他の選択肢との違い

ロは一般の場合と例外の数値が逆。ハの通常3mは上限を超えます。ニの5mは実際の支持間隔なら6m以下ですが、ここは基準の空欄を埋めるため6が正答です。

これだけ覚える

ケーブル支持は通常2m、接触防護した垂直取付けは6m。

出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問20(2026年5月24日実施、問題PDF 8頁)。公式問題/公式解答

演習04 / 20|2024年上期 問23|施工方法

VE管の支持と接続

硬質ポリ塩化ビニル電線管による合成樹脂管工事として,不適切なものは。

答えを選択してください。

イ.管の支持点間の距離は 2 m とした。
○ 正解!
ロ.管相互及び管とボックスとの接続で,専用の接着剤を使用し,管の差込み深さを管の外径の 0.9 倍とした。
× 不正解
ハ.湿気の多い場所に施設した管とボックスとの接続箇所に,防湿装置を施した。
× 不正解
ニ.三相 200 V 配線で,簡易接触防護措置を施した場所に施設した管と接続する金属製プルボックスに,D 種接地工事を施した。
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:イ.管の支持点間の距離は 2 m とした。

まず問題の条件

硬質ポリ塩化ビニル電線管、いわゆるVE管の工事です。ケーブルの支持間隔と混同しないようにします。

使う基準・考え方

根拠:電気設備の技術基準の解釈第158条(合成樹脂管工事)。 合成樹脂管工事の支持点間隔は1.5m以下。管相互などの差込み深さは、接着剤を使う場合には管外径の0.8倍以上が条件です。

なぜこの選択肢か

イの2mは1.5mを超えるため不適切です。ロの0.9倍は、専用接着剤を使用しているので0.8倍以上を満たします。

他の選択肢との違い

ハの湿気対策、ニの金属製プルボックスへのD種接地は適切です。「0.9倍だから1倍未満で不可」と切り捨てず、接着剤の条件を読みます。

これだけ覚える

VE管は1.5m以下。接着剤ありの差込みは外径0.8倍以上。

出典:令和6年度上期第二種電気工事士学科試験 問23(2024年5月26日実施、問題PDF 9頁)。公式問題/公式解答

演習05 / 20|2024年上期 問20|施工方法

ライティングダクトを壁に通せる?

使用電圧 100 V の低圧屋内配線のライティングダクト工事として,不適切なものは。

答えを選択してください。

イ.ライティングダクトの開口部を下に向け支持点間の距離を 1.5 m とし,造営材に堅ろうに取り付けた。
× 不正解
ロ.ライティングダクトの終端部をエンドキャップを用いて閉そくした。
× 不正解
ハ.ライティングダクトの全長が 3.5 m であったので,D 種接地工事を省略した。
× 不正解
ニ.建造物の壁を貫通してライティングダクトを設置した。
○ 正解!
答え・短い解説を見る

正解:ニ.建造物の壁を貫通してライティングダクトを設置した。

まず問題の条件

使用電圧100Vのライティングダクト工事です。支持・終端・接地省略・貫通をそれぞれ確認します。

使う基準・考え方

根拠:電気設備の技術基準の解釈第165条(ライティングダクト工事)。 ライティングダクト工事では、造営材を貫通させて施設することはできません。支持点間隔は2m以下が基本です。

なぜこの選択肢か

壁を貫通させたニが不適切です。照明用のダクトを、壁を通す電線管と同じようには扱えません。

他の選択肢との違い

イの下向き開口と1.5m支持、ロの終端の閉そくは適切です。ハは100V・全長3.5mで、対地電圧150V以下かつ長さ4m以下の接地省略条件に入ります。

これだけ覚える

ライティングダクトは造営材を貫通させない。

出典:令和6年度上期第二種電気工事士学科試験 問20(2024年5月26日実施、問題PDF 8頁)。公式問題/公式解答

演習06 / 20|2026年上期 問21|施工方法

CD管を木造住宅に使う条件

木造住宅の単相 3 線式 100/200 V 屋内配線工事で,不適切な工事方法は。

ただし,使用する電線は 600V ビニル絶縁電線,直径 1.6 mm(軟銅線)とする。

答えを選択してください。

イ.合成樹脂製可とう電線管(CD 管)を木造の床下や壁の内部及び天井裏に配管した。
○ 正解!
ロ.合成樹脂製可とう電線管(PF 管)内に通線し,支持点間の距離を 1.0 m で 造営材に固定した。
× 不正解
ハ.同じ径の硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE)2 本を TS カップリングで接続した。
× 不正解
ニ.金属管を点検できない隠ぺい場所で使用した。
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:イ.合成樹脂製可とう電線管(CD 管)を木造の床下や壁の内部及び天井裏に配管した。

まず問題の条件

木造住宅の床下・壁内部・天井裏です。電線はIV1.6mm。「隠れている」だけでCD管を自由に使えるわけではありません。

使う基準・考え方

根拠:電気設備の技術基準の解釈第158条(CD管の施設条件)。 CD管は直接コンクリートに埋め込む方法など、定められた施設方法に限られます。木造の隠ぺい部分にそのまま配管する方法は認められません。

なぜこの選択肢か

イにはコンクリート埋込みや専用の難燃性の管・ダクトに収める条件がなく、不適切です。

他の選択肢との違い

ロのPF管と1.0m支持、ハの同径VE管とTSカップリングは適切。ニの金属管工事は点検できない隠ぺい場所でも可能です。CD管とPF管を同一条件で覚えないようにします。

これだけ覚える

木造の床下・壁内・天井裏にCD管をそのまま配管しない。

出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問21(2026年5月24日実施、問題PDF 9頁)。公式問題/公式解答

検査方法|測り方と判定値を分ける

絶縁抵抗は大きい方、接地抵抗は小さい方が基準を満たします。使用電圧と対地電圧、測定時の充電状態も分けて読みましょう。

演習07 / 20|2025年下期 問24|検査方法

工事完了後に何を検査する?

次の①~④は,一般用電気工作物の低圧屋内配線工事が完了したときの検査の内容を示したものである。空欄(A),(B)及び(C)に当てはまるものの組合せとして,適切なものは。

① 目視点検:目視で電気設備が適切に設置されているか確認する。

② 絶縁抵抗の測定:(A)ごとに,所定の抵抗値以上であることを確認する。

③ 接地抵抗の測定:(B)が,所定の抵抗値以下であることを確認する。

④ 導通試験:(C)や導通チェッカーで配線の断線や,誤接続などがないか確認する。

答えを選択してください。

イ.(A)無充電状態の回路
(B)測定接地極
(C)回路計
○ 正解!
ロ.(A)充電状態の回路
(B)測定接地極
(C)検電器
× 不正解
ハ.(A)無充電状態の回路
(B)補助接地極
(C)回路計
× 不正解
ニ.(A)充電状態の回路
(B)補助接地極
(C)検電器
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:イ.(A)無充電状態の回路 (B)測定接地極 (C)回路計

まず問題の条件

低圧屋内配線工事の完了後検査です。絶縁抵抗と接地抵抗では、合格する数値の向きも違います。

使う基準・考え方

確認するのは、一般用電気工作物の完了後検査における目視・絶縁・接地・導通の各試験の目的です。 絶縁抵抗は電源を切った無充電状態の回路で測り、所定値以上か確認します。接地抵抗は測定接地極について所定値以下か確認し、導通は回路計などで調べます。

なぜこの選択肢か

(A)無充電状態の回路、(B)測定接地極、(C)回路計のイがそろって適切です。

他の選択肢との違い

ロ・ニの充電状態は絶縁抵抗計を用いる測定条件と合いません。ハ・ニは補助接地極を測定の対象にしています。検電器は充電の有無を調べる器具で、導通試験用の回路計とは役割が違います。

これだけ覚える

絶縁は大きく、接地抵抗は小さく。導通は回路計。

出典:令和7年度下期第二種電気工事士学科試験 問24(2025年10月26日実施、問題PDF 9頁)。公式問題/公式解答

演習08 / 20|2024年上期 問25|検査方法

絶縁抵抗計で測定するときの状態

アナログ形絶縁抵抗計(電池内蔵)を用いた絶縁抵抗測定に関する記述として,誤っているものは。

答えを選択してください。

イ.絶縁抵抗測定の前には,絶縁抵抗計の電池が有効であることを確認する。
× 不正解
ロ.絶縁抵抗測定の前には,絶縁抵抗測定のレンジに切り替え,測定モードにし,接地端子(E:アース)と線路端子(L:ライン)を短絡し零点を指示することを確認する。
× 不正解
ハ.電子機器が接続された回路の絶縁測定を行う場合は,機器等を損傷させ ない適正な定格測定電圧を選定する。
× 不正解
ニ.被測定回路に電源電圧が加わっている状態で測定する。
○ 正解!
答え・短い解説を見る

正解:ニ.被測定回路に電源電圧が加わっている状態で測定する。

まず問題の条件

電池内蔵のアナログ形絶縁抵抗計を使う問題です。「誤っているもの」を選びます。

使う基準・考え方

確認するのは、絶縁抵抗計の測定原理と取扱条件です。 絶縁抵抗計は自身の測定電圧を印加して絶縁を調べるため、測定対象の電源を切り、無充電状態で測定します。

なぜこの選択肢か

電源電圧が加わっている状態で測るニが誤りです。漏れ電流計を使う測定とは区別します。

他の選択肢との違い

イの電池確認、ロの端子短絡による零点の確認、ハの機器を損傷させない測定電圧の選定はいずれも適切です。電子機器は定格や取扱説明書に従って切り離すなどの対応も必要です。

これだけ覚える

絶縁抵抗計は無充電状態で。活線にそのまま使わない。

出典:令和6年度上期第二種電気工事士学科試験 問25(2024年5月26日実施、問題PDF 9頁)。公式問題/公式解答

演習09 / 20|2026年上期 問25|検査方法

同じ200Vでも絶縁抵抗の基準は違う

低圧屋内配線の電路と大地間の絶縁抵抗を測定した。「電気設備に関する技術基準を定める省令」に適合していないものは。

答えを選択してください。

イ.単相 3 線式 100/200 V の使用電圧 200 V 空調回路の絶縁抵抗を測定した ところ 0.16 MΩ であった。
× 不正解
ロ.三相 3 線式の使用電圧 200 V(対地電圧 200 V)電動機回路の絶縁抵抗を測定したところ 0.18 MΩ であった。
○ 正解!
ハ.単相 2 線式の使用電圧 100 V 屋外庭園灯回路の絶縁抵抗を測定したところ0.12 MΩ であった。
× 不正解
ニ.単相 2 線式の使用電圧 100 V 屋内配線の絶縁抵抗を,分電盤で各回路を一括して測定したところ,1.5 MΩ であったので個別分岐回路の測定を省略した。
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:ロ.三相 3 線式の使用電圧 200 V(対地電圧 200 V)電動機回路の絶縁抵抗を測定したところ 0.18 MΩ であった。

まず問題の条件

イもロも使用電圧は200Vですが、単相3線式と三相3線式で対地電圧が違います。

使う基準・考え方

根拠:電気設備の技術基準省令第58条、同解釈第14条。 省令第58条では、使用電圧300V以下の電路は、対地電圧150V以下なら0.1MΩ以上、それ以外は0.2MΩ以上です。使用電圧300V超の低圧電路は0.4MΩ以上です。

なぜこの選択肢か

ロは対地電圧200Vなので0.2MΩ以上が必要ですが、測定値は0.18MΩ。基準に達しないためロです。

他の選択肢との違い

イは単相3線式の対地電圧100Vなので0.16MΩで適合。ハの100V回路も0.12MΩで適合します。ニは回路を一括した値が1MΩ以上のため、解釈第14条の個別測定を省略できる条件を満たします。

これだけ覚える

200Vという使用電圧だけで決めず、対地電圧を見る。

出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問25(2026年5月24日実施、問題PDF 9頁)。公式問題/公式解答

演習10 / 20|2024年上期 問26|検査方法

遮断時間とD種接地抵抗

使用電圧 100 V の低圧電路に,地絡が生じた場合 0.1 秒で自動的に電路を遮断する装置が施してある。この電路の屋外に D 種接地工事が必要な自動販売機がある。その接地抵抗値a[Ω]と電路の絶縁抵抗値 b[MΩ]の組合せとして,「電気設備に関する技術基準を定める省令」及び「電気設備の技術基準の解釈」に適合していないものは。

答えを選択してください。

イ.a 600 b 2.0
○ 正解!
ロ.a 500 b 1.0
× 不正解
ハ.a 100 b 0.2
× 不正解
ニ.a 10 b 0.1
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:イ.a 600 b 2.0

まず問題の条件

100V電路で、地絡時に0.1秒で自動遮断します。接地抵抗aと絶縁抵抗bを別々に判定します。

使う基準・考え方

根拠:電気設備の技術基準の解釈第17条(接地工事の種類・接地抵抗値)、省令第58条(絶縁性能)。 D種接地抵抗は原則100Ω以下ですが、地絡時0.5秒以内に自動遮断する装置がある場合は500Ω以下にできます。100V電路の絶縁抵抗は0.1MΩ以上です。

なぜこの選択肢か

イの接地抵抗600Ωは500Ωを超えます。絶縁抵抗2.0MΩが十分でも、接地抵抗の不適合は解消されません。

他の選択肢との違い

ロの500Ωは「以下」なので境界値でも適合。ハの100Ω・0.2MΩ、ニの10Ω・0.1MΩも両方の条件を満たします。抵抗の種類によって判定の向きが逆になる点に注意します。

これだけ覚える

D種は原則100Ω、0.5秒以内の地絡遮断があれば500Ω以下。

出典:令和6年度上期第二種電気工事士学科試験 問26(2024年5月26日実施、問題PDF 10頁)。公式問題/公式解答

演習11 / 20|2024年下期 問26|検査方法

300Vを超える低圧電路の基準

次の空欄(A),(B)及び(C)に当てはまる組合せとして,正しいものは。

使用電圧が300 Vを超える低圧の電路の電線相互間及び電路と大地との間の絶縁抵抗は区切ることのできる電路ごとに(A)[MΩ]以上でなければならない。また,当該電路に施設する機械器具の金属製の台及び外箱には(B)接地工事を施し,接地抵抗値は(C)[Ω]以下に施設することが必要である。

ただし,当該電路に施設された地絡遮断装置の動作時間は0.5秒を超えるものとする。

答えを選択してください。

イ.(A)0.4
(B)C種
(C)10
○ 正解!
ロ.(A)0.4
(B)C種
(C)500
× 不正解
ハ.(A)0.2
(B)D種
(C)100
× 不正解
ニ.(A)0.4
(B)D種
(C)500
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:イ.(A)0.4 (B)C種 (C)10

まず問題の条件

使用電圧300Vを超える「低圧」電路です。地絡遮断装置の動作時間は0.5秒を超えると指定されています。

使う基準・考え方

根拠:電気設備の技術基準省令第58条、同解釈第17条・第29条(機械器具の金属製外箱等の接地)。 この区分の絶縁抵抗は0.4MΩ以上。金属製の台・外箱はC種接地工事、接地抵抗は10Ω以下が原則です。

なぜこの選択肢か

(A)0.4、(B)C種、(C)10のイです。0.5秒以内の遮断を条件とした接地抵抗500Ωの緩和は、この設問では使えません。

他の選択肢との違い

ロは500Ωへの緩和条件を満たしません。ハは絶縁抵抗値と接地の種類が違い、ニもD種と500Ωが条件に合いません。「低圧だから全てD種」と覚えないことが大切です。

これだけ覚える

300V超の低圧は0.4MΩ・C種10Ω。遮断時間の条件も読む。

出典:令和6年度下期第二種電気工事士学科試験 問26(2024年10月27日実施、問題PDF 10頁)。公式問題/公式解答

演習12 / 20|2025年上期 問26|検査方法

接地抵抗計の測定前確認

接地抵抗計(電池式)に関する記述として,誤っているものは。

答えを選択してください。

イ.接地抵抗測定の前には,接地抵抗計の電池が有効であることを確認する。
× 不正解
ロ.接地抵抗測定の前には,端子間を開放して測定し,指示計の零点の調整をする。
○ 正解!
ハ.接地抵抗測定の前には,接地極の地電圧が許容値以下であることを確認する。
× 不正解
ニ.接地抵抗測定の前には,補助極を適正な位置に配置することが必要である。
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:ロ.接地抵抗測定の前には,端子間を開放して測定し,指示計の零点の調整をする。

まず問題の条件

電池式の接地抵抗計について、測定前の確認に誤りがないかを問う問題です。

使う基準・考え方

確認するのは、接地抵抗計の測定前確認と計器の取扱条件です。 電池、地電圧、補助接地極の配置を確認します。端子間を開放したまま測定して零点を合わせる、という手順は適切ではありません。

なぜこの選択肢か

ロが誤りです。指針形計器の機械的零位の確認と、端子間の接続を伴う電気的な動作確認を混同しないようにします。

他の選択肢との違い

イの電池確認、ハの地電圧の許容値確認、ニの適正な補助極配置はいずれも必要です。実際の確認操作は計器の方式と取扱説明書に従います。

これだけ覚える

接地抵抗計は「電池・地電圧・補助極」。開放で零点調整ではない。

出典:令和7年度上期第二種電気工事士学科試験 問26(2025年5月25日実施、問題PDF 10頁)。公式問題/公式解答

演習13 / 20|2025年下期 問25|検査方法

漏えい電流による絶縁性能の判定

絶縁抵抗測定が困難なので,単相100/200 Vの分電盤の各分岐回路に対し,使用電圧が加わった状態で,クランプ形漏れ電流計を用いて,漏えい電流を測定した。その測定結果は,使用電圧100 VのA回路は0.5 mA,使用電圧200 VのB回路は1.5 mA,使用電圧100 VのC回路は3 mAであった。絶縁性能が「電気設備の技術基準の解釈」に適合している回路は。

答えを選択してください。

イ.すべて適合している。
× 不正解
ロ.A 回路と B 回路が適合している。
× 不正解
ハ.A 回路のみが適合している。
○ 正解!
ニ.すべて適合していない。
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:ハ.A 回路のみが適合している。

まず問題の条件

絶縁抵抗測定が困難なため、電圧が加わった状態でクランプ形漏れ電流計を用いています。

使う基準・考え方

根拠:電気設備の技術基準の解釈第14条(低圧電路の絶縁性能)。 解釈第14条のこの判定では、漏えい電流が1mA以下なら絶縁性能の条件を満たします。200Vだから2mAまでよい、とはなりません。

なぜこの選択肢か

Aは0.5mAで適合。Bは1.5mA、Cは3mAで、いずれも1mAを超えるため不適合です。Aだけを選ぶハが正解です。

他の選択肢との違い

イとロはBを適合扱いしており誤り。ニは適合するAまで不適合扱いしています。前の絶縁抵抗計の設問と違い、測定方法と条件が明示されています。

これだけ覚える

絶縁抵抗測定が困難な場合の漏えい電流判定は1mA以下。

出典:令和7年度下期第二種電気工事士学科試験 問25(2025年10月26日実施、問題PDF 9頁)。公式問題/公式解答

演習14 / 20|2026年上期 問27|検査方法

漏れ電流計で挟む電線

単相3線式回路の漏れ電流の有無を,クランプ形漏れ電流計を用いて測定する場合の測定方法として,正しいものは。

ただし、斜線表示は中性線を示す(公式原文・原図)

答えを選択してください。

イ.2026年上期 問27 選択肢イ(公式原図)
× 不正解

選択肢イを拡大

ロ.2026年上期 問27 選択肢ロ(公式原図)
× 不正解

選択肢ロを拡大

ハ.2026年上期 問27 選択肢ハ(公式原図)
× 不正解

選択肢ハを拡大

ニ.2026年上期 問27 選択肢ニ(公式原図)
○ 正解!

選択肢ニを拡大

答え・短い解説を見る

正解:ニ(公式原図)

まず問題の条件

単相3線式の漏れ電流を測ります。斜線表示が中性線であるという原図の条件を見落とさないようにします。

使う基準・考え方

確認するのは、クランプ形漏れ電流計で回路全体の電流の差分を検出する測定原理です。 漏れ電流計では、その回路の往きと帰りの電流をまとめて比較します。単相3線式では中性線を含む3本を一緒にクランプします。

なぜこの選択肢か

ニは3本すべてをまとめて挟んでいます。漏れがなければ電流の和が打ち消し合い、漏れがあると差分が検出されます。

他の選択肢との違い

イは中性線と一方の外線の2本だけ、ロは外線1本だけ、ハは中性線1本だけを挟んでいます。これらではこの回路全体の漏れ電流の測定条件になりません。

これだけ覚える

単相3線式の漏れ電流は、中性線を含む3本をまとめて挟む。

出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問27(2026年5月24日実施、問題PDF 10頁)。公式問題/公式解答

保安に関する法令|人・設備・製品のルール

資格が必要な作業、免状の扱い、法律の役割、電圧区分、電気用品の区分の順に整理します。

演習15 / 20|2024年上期 問28|保安に関する法令

資格が必要な作業の組合せ

「電気工事士法」において,一般用電気工作物に係る工事の作業で,a,b ともに電気工事士でなければ従事できないものは。

答えを選択してください。

イ.a:配電盤を造営材に取り付ける。
b:電線管を曲げる。
○ 正解!
ロ.a:地中電線用の管を設置する。
b:定格電圧 100 V の電力量計を取り付ける。
× 不正解
ハ.a:電線を支持する柱を設置する。
b:電線管に電線を収める。
× 不正解
ニ.a:接地極を地面に埋設する。
b:定格電圧 125 V の差込み接続器にコードを接続する。
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:イ.a:配電盤を造営材に取り付ける。 b:電線管を曲げる。

まず問題の条件

一般用電気工作物の作業で、aとbの両方に電気工事士の資格が必要な組合せを探します。

使う基準・考え方

根拠:電気工事士法第3条、同施行令第1条、同施行規則第2条。 電気工事士法とその施行令・施行規則では、資格が必要な作業と、軽微な工事・資格を要しない作業を区別しています。

なぜこの選択肢か

配電盤の造営材への取付けと、電線管を曲げる作業はいずれも資格が必要なのでイです。通電する前の加工・取付けにも資格が必要な作業があります。

他の選択肢との違い

ロは地中電線用の管の設置、ハは電線支持柱の設置が資格不要の側。ニは125Vの差込み接続器へのコード接続が軽微な工事です。片方だけ資格が必要でも、この設問の正答にはなりません。

これだけ覚える

配電盤の取付け・電線管の曲げは資格が必要。組合せは両方確認。

出典:令和6年度上期第二種電気工事士学科試験 問28(2024年5月26日実施、問題PDF 10頁)。公式問題/公式解答

演習16 / 20|2025年上期 問28|保安に関する法令

電気工事士免状の扱い

「電気工事士法」に関する記述として,誤っているものは。

答えを選択してください。

イ.「一般用電気工作物等」とは,一般用電気工作物(電気事業法第 38 条第一項に規定する一般用電気工作物をいう。)及び小規模事業用電気工作物(同条第三項に規定する小規模事業用電気工作物をいう。)をいう。
× 不正解
ロ.電気工事士は,一般用電気工作物等に係る電気工事の作業に従事するときは経済産業省令で定める技術基準に適合するようにその作業をしなければならない。
× 不正解
ハ.電気工事士は,作業に従事するときは,電気工事士免状を事務所に保管していなければならない。
○ 正解!
ニ.都道府県知事は,電気工事士に対し,電気工事の業務に関して報告をさせることができる。
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:ハ.電気工事士は,作業に従事するときは,電気工事士免状を事務所に保管していなければならない。

まず問題の条件

電気工事士の義務を問う設問です。特に「免状をどこに置くか」という記述を確認します。

使う基準・考え方

根拠:電気工事士法第5条(義務)。 電気工事士法第5条では、対象の電気工事作業に従事するときに免状を携帯する義務を定めています。

なぜこの選択肢か

事務所に保管していなければならない、とするハが誤りです。資格を取得していることと、作業時の携帯義務は別の確認事項です。

他の選択肢との違い

イの一般用電気工作物等の範囲、ロの技術基準に適合する作業、ニの都道府県知事による報告要求の記述は適切です。第二種だから携帯しなくてよいという例外はありません。

これだけ覚える

電気工事に従事するとき、免状は携帯する。

出典:令和7年度上期第二種電気工事士学科試験 問28(2025年5月25日実施、問題PDF 10頁)。公式問題/公式解答

演習17 / 20|2025年下期 問28|保安に関する法令

法律と役割の対応

電気の保安に関する法令についての記述として,誤っているものは。

答えを選択してください。

イ.「電気工事士法」は,電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定めた法律である。
× 不正解
ロ.「電気設備に関する技術基準を定める省令」は,電気事業法の規定に基づき定められた経済産業省令である。
× 不正解
ハ.「電気用品安全法」は,電気用品の製造,販売等を規制し,電気用品の安全性を確保するために定めた法律で電気用品による危険及び障害の発生を防止することを目的とする。
× 不正解
ニ.「電気用品安全法」において,「一般用電気工作物等」と「自家用電気工作物」を定義している。
○ 正解!
答え・短い解説を見る

正解:ニ.「電気用品安全法」において,「一般用電気工作物等」と「自家用電気工作物」を定義している。

まず問題の条件

法律の名前と、その法律が扱う対象の対応を問う問題です。個別の数値ではなく役割で整理します。

使う基準・考え方

確認する法令:電気工事士法、電気事業法、電気用品安全法。 電気工事士法は作業者の資格・義務、電気用品安全法は製品の安全、電気事業法は電気工作物の区分や保安の枠組みを扱います。

なぜこの選択肢か

一般用・自家用などの電気工作物の区分を、電気用品安全法が定義しているとするニが誤りです。電気事業法の区分と、電気工事士法で用いる定義を確認します。

他の選択肢との違い

イは資格・義務、ロは電気事業法に基づく技術基準省令、ハは電気用品による危険・障害の防止で、いずれも適切です。「用品」と「工作物」を読み分けます。

これだけ覚える

工事士法=人、用品安全法=製品、電気事業法=工作物・保安。

出典:令和7年度下期第二種電気工事士学科試験 問28(2025年10月26日実施、問題PDF 10頁)。公式問題/公式解答

演習18 / 20|2026年上期 問30|保安に関する法令

技術基準の根拠となる法律

「電気設備に関する技術基準を定める省令」に関する記述として,誤っているものは。

答えを選択してください。

イ.同省令は「電気工事士法」の規定に基づき,定められている。
○ 正解!
ロ.電圧の種別である低圧,高圧及び特別高圧を規定している。
× 不正解
ハ.電気設備は,感電,火災その他人体に危害を及ぼし,又は物件に損傷を与えるおそれがないように施設しなければならないと規定している。
× 不正解
ニ.電気の使用場所における低圧の電路の絶縁性能については,使用電圧の 区分に応じ,絶縁抵抗値を規定している。
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:イ.同省令は「電気工事士法」の規定に基づき,定められている。

まず問題の条件

「電気設備に関する技術基準を定める省令」が、どの法律に基づいているかを確認します。

使う基準・考え方

根拠:電気設備に関する技術基準を定める省令の前文。 この省令の根拠は電気事業法です。電気工事士法にも技術基準に従う義務がありますが、省令そのものの根拠法とは区別します。

なぜこの選択肢か

電気工事士法に基づくとするイが誤りです。工事をする人の資格に関係が深いから、と法律名を置き換えないようにします。

他の選択肢との違い

ロの電圧区分、ハの感電・火災等の防止、ニの低圧電路の絶縁性能に関する記述は、省令に定められています。

これだけ覚える

電気設備の技術基準省令の根拠法は電気事業法。

出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問30(2026年5月24日実施、問題PDF 10頁)。公式問題/公式解答

演習19 / 20|2024年下期 問30|保安に関する法令

交流の低圧・高圧の境界

「電気設備に関する技術基準を定める省令」で定められている交流の電圧区分で,正しいものは。

答えを選択してください。

イ.低圧は 600 V 以下,高圧は 600 V を超え 10 000 V 以下
× 不正解
ロ.低圧は 600 V 以下,高圧は 600 V を超え 7 000 V 以下
○ 正解!
ハ.低圧は 750 V 以下,高圧は 750 V を超え 10 000 V 以下
× 不正解
ニ.低圧は 750 V 以下,高圧は 750 V を超え 7 000 V 以下
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:ロ.低圧は 600 V 以下,高圧は 600 V を超え 7 000 V 以下

まず問題の条件

問われているのは交流の電圧区分です。直流の750Vという境界を持ち込まないようにします。

使う基準・考え方

根拠:電気設備の技術基準省令第2条(電圧の種別等)。 技術基準省令第2条の交流の区分では、低圧は600V以下、高圧は600Vを超え7000V以下、特別高圧は7000Vを超えるものです。

なぜこの選択肢か

低圧600V以下・高圧600V超7000V以下のロが正解です。600Vちょうどは低圧、7000Vちょうどは高圧です。

他の選択肢との違い

イは高圧上限を10000Vとしています。ハ・ニは交流の低圧境界に750Vを使っています。直流の低圧境界は750Vですが、この設問は交流です。

これだけ覚える

交流:600V以下が低圧、600V超7000V以下が高圧。

出典:令和6年度下期第二種電気工事士学科試験 問30(2024年10月27日実施、問題PDF 10頁)。公式問題/公式解答

演習20 / 20|2026年上期 問29|保安に関する法令

特定電気用品の組合せ

「電気用品安全法」の適用を受ける次の配線器具のうち,特定電気用品の組合せとして,正しいものは。 ただし,定格電圧,定格電流,極数等から 全てが「電気用品安全法」に定める電気用品であるとする。

答えを選択してください。

イ.タンブラースイッチ,カバー付ナイフスイッチ
× 不正解
ロ.電磁開閉器,フロートスイッチ
× 不正解
ハ.タイムスイッチ,配線用遮断器
○ 正解!
ニ.ライティングダクト,差込み接続器
× 不正解
答え・短い解説を見る

正解:ハ.タイムスイッチ,配線用遮断器

まず問題の条件

定格電圧・電流・極数等はすべて電気用品安全法の対象範囲に入る、という条件です。2品とも特定電気用品の組合せを選びます。

使う基準・考え方

根拠:電気用品安全法施行令の別表第一・別表第二の品目区分。 電気用品安全法施行令の品目区分では、タイムスイッチと配線用遮断器はいずれも特定電気用品です。

なぜこの選択肢か

両方が特定電気用品のハが正解です。用途の印象ではなく、法令上の品目区分で判断します。

他の選択肢との違い

イはタンブラースイッチが特定、カバー付ナイフスイッチが特定以外。ロは電磁開閉器が特定以外、フロートスイッチが特定。ニはライティングダクトが特定以外、差込み接続器が特定で、いずれも混在しています。

これだけ覚える

タイムスイッチ+配線用遮断器は、どちらも特定電気用品。

出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問29(2026年5月24日実施、問題PDF 10頁)。公式問題/公式解答

間違えた問題は、条件の違いを言葉にして復習

「200Vだから0.2MΩ」と丸暗記せず、単相3線式なら対地電圧はどうか、接地抵抗の500Ωには何秒以内の遮断が必要かを説明できるか確認しましょう。施工では材料と施設場所、法令では対象が人・設備・製品のどれかを見ると整理できます。

出典・掲載方針

問題・図の出典:一般財団法人 電気技術者試験センター。著作権は同センターに帰属します。問題文・選択肢は改行・空白等を整理し、空欄の位置や単位を原本どおりに文字化しています。条件・数値・選択肢順は保持しています。見出しと解説は当サイトの学習用の独自編集です。図のある問題は公式原図を掲載しています。

試験センターの問題・解答一覧と使用上の留意点

基準・法令の確認先:電気設備の技術基準省令(第2条・第58条等)、経済産業省の電気設備の技術基準の解釈、電気工事士法、同施行令、同施行規則、電気用品安全法施行令。

施工の知識を、技能試験の練習へ

電線接続や絶縁処理の理由が分かったら、技能試験では実際の加工・接続を練習します。まずは必要な工具と練習材料の範囲を確認しましょう。