電気工事士の職務経歴書の書き方|現場経験が伝わる例文・自己PR・NG例【2026年版】

電気工事士の資格・年収・転職

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「電気工事の仕事は長く続けてきた。でも、職務経歴書に何を書けばいいのか分からない」。そんな悩みはありませんか?

電気工事士の転職では、資格名だけでなく、どんな現場で、何を、どこまで担当したかが重要です。「配線工事を担当」と書くより、対象設備・工事内容・自分の役割を具体的に伝えることで、応募先が経験を判断しやすくなります。

この記事で分かること

  • 電気工事士の職務経歴書に入れる6つの項目
  • 工場・プラント/住宅・建物工事/施工管理志望の例文
  • 採用担当に伝わりにくいNG表現と改善例
  • AIを使って自分の経験を整理する方法

※掲載する職務経歴書・自己PRは説明用に作成した架空の例文です。年数・人数・資格などは実際の経歴に置き換えてください。

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結論:職務経歴書は「工事の種類・担当範囲・実績」で書く

「電気工事全般を経験」だけでは、採用担当は実力を判断しにくくなります。特に工場・プラント、建物の内線工事、保全では必要な経験が違うため、次の3点を先に整理しましょう。

① どこで・何の工事をしたか

工場の動力配線、制御盤の据付、商業施設の照明・コンセント工事など

② 自分が担当した範囲

配管・ケーブル敷設・端末処理・試験補助・施工図確認・工程調整など

③ どう工夫し、何を身につけたか

安全確認、段取り、他職種との調整、図面の読み取り、後輩指導など

電気工事士の職務経歴書に必要な6項目

応募先に特別な指定がなければ、次の順番に整理すると書きやすくなります。

  1. 職務要約:経験年数、現場分野、得意作業を短くまとめる
  2. 勤務先・在籍期間:会社名・雇用形態・担当部署などを正確に記載
  3. 主な工事実績:工場・住宅・ビル・太陽光など、実際に担当した分野
  4. 担当業務・役割:作業者、職長補助、職長、工程管理など、実績に即して記載
  5. 資格・講習:第一種・第二種電気工事士、特別教育、技能講習などの正式名称
  6. 自己PR:応募先で活かせる技術・段取り力・安全意識を具体例とともに説明

職務経歴シートや免許・資格シートを利用して経験を整理する方法は、厚生労働省の「マイジョブ・カード」でも紹介されています。無料の作成様式も用意されています。

例文①:工場・プラントの電気工事経験者

工場常駐やプラント工事の経験者は、動力・計装・ケーブルルート・設備停止時の工事など、設備に近い経験が伝わる書き方を意識します。

職務要約の記入例(架空)

電気工事会社に約6年間勤務し、工場・プラントにおける電気設備の新設・改修工事に従事しました。主にケーブルラック・電線管の施工、動力・制御ケーブルの敷設、盤周辺の配線作業などを担当。既設設備との取り合いや工程制約を意識し、安全手順と図面確認を徹底して作業してきました。今後はこれまでの現場経験を活かし、設備保全・電気設備工事の分野でも技術を深めたいと考えています。

業務内容の記入例(架空)

  • 製造工場内の動力・制御ケーブル敷設と支持材施工
  • 既設配線ルートの調査、図面との照合
  • 設備停止期間に合わせた改修工事の段取り
  • 安全ミーティング、工具・資材確認、他職種との作業調整

ポイント:「計装の試運転を担当した」「高圧設備の保守をした」など、実際には経験していない作業を加えないこと。担当の範囲が「補助」なら補助と正確に書いて構いません。

例文②:住宅・店舗などの内線工事経験者

職務要約の記入例(架空)

住宅・店舗の電気設備工事を中心に約4年間従事しました。照明・コンセント回路の配線、器具取付、分電盤周辺の施工、改修時の既設回路確認などを担当。施主や他職種との工程調整を行い、仕上げ工程に影響しないよう施工順序を確認して作業してきました。今後は建物設備の保守・施工分野で経験を広げたいと考えています。

ポイント:「1人で現場を任されていた」「見積りまで行った」など、実績がある場合は担当範囲を明記します。現場の数が分かれば「年間約○件」など、確認可能な数字を追加すると伝わりやすくなります。

例文③:電気工事士から施工管理を目指す人

施工管理に応募する場合は、電気工事の技術だけでなく、安全・品質・工程・関係者との調整につながる経験を示すことがポイントです。ただし、実際に施工管理を担当していない場合は「施工管理経験者」と書かず、近い経験を伝えます。

自己PR例(架空)

これまで電気設備工事の作業者として、施工図の確認、作業前の危険予知、資材の段取り、他職種との作業順序の調整に取り組んできました。設備停止期間が限られる現場では、着手前の確認と情報共有を重視してきました。施工管理の専任経験はありませんが、施工現場の流れを理解している点を活かし、安全・品質・工程管理を学びながら貢献したいと考えています。

施工管理の仕事内容そのものは、既存の「電気工事士から施工管理へ転職するには?」でも確認できます。

NG例:この書き方では現場経験が伝わりにくい

NG:「電気工事全般を担当。何でもできます」

→ 改善:「工場内で動力・制御ケーブル敷設、電線管・ケーブルラック施工を担当」

NG:「安全第一を徹底しました」だけ

→ 改善:「作業前に図面と現物を照合し、設備停止範囲と作業手順を確認した」

NG:「職長経験あり」とだけ書く

→ 改善:「○名体制の工事で、作業分担・資材確認・朝礼時の安全確認を担当」

数字や役割は実際に説明できる範囲に限って書いてください。実績を大きく見せるために、現場件数・人数・工期短縮率を作るのは避けましょう。

資格欄で間違えやすい3つのこと

  • 第一種・第二種:正式な免状の取得状況を確認し、試験合格と免状交付を混同しない
  • 講習・特別教育:受講した教育名を正確に記載。資格と法定教育を曖昧にまとめない
  • 取得予定:まだ取得していないものは「学習中」「受験予定」「試験合格済み」など、事実に合わせて区別する

資格欄に入れる情報は、応募先で必要な仕事の範囲と結び付けて整理しましょう。「第一種と第二種電気工事士の違い」も参考になります。

AIで職務経歴書を作るなら、この順番が便利

最初からAIに「立派な職務経歴書を書いて」と頼むと、経験していない業務が混ざることがあります。先に事実を箇条書きし、その文章だけを整えてもらう方法がおすすめです。

AIに貼り付ける指示文(コピー用)

次の箇条書きだけを事実として使い、電気工事士の転職用職務経歴書を作成してください。職務要約・担当業務・自己PRの3つに分け、読みやすい日本語にしてください。経験年数・実績・保有資格・担当人数を推測で追加しないでください。不足する情報は空欄にして質問してください。応募先は「○○」です。以下が私の実績です:[ここに自分の経歴を記入]

注意:会社の内部資料、顧客名、設備の機密図面、個人情報は入力せず、必要な内容だけ一般化して使用しましょう。AIで作った文章は必ず自分で事実確認してください。

職務経歴書を書いたら、求人票の条件も比較しよう

書類ができても、給与だけで転職先を決めるのはおすすめできません。電気工事士の場合は基本給・固定残業代・年間休日・現場の移動・宿泊出張・資格手当によって働き方が大きく変わります。

転職サービスを使う場合は、自分の希望条件を先に整理し、求人の対象職種やサービスの条件を確認してから比較することが大切です。

まとめ:書類でアピールするのは「肩書き」よりも具体的な経験

電気工事士の職務経歴書では、資格名だけでなく、「どんな工事を・どこまで担当し・どう工夫したか」を説明すると、応募先に仕事内容が伝わりやすくなります。

まずは現場ごとに担当業務を箇条書きし、今日紹介した例文を自分の事実に置き換えてみてください。転職先に合わせて自己PRを調整すれば、同じ経験でも伝え方は変えられます。

参考にした公的資料