電気工事士には第一種電気工事士と第二種電気工事士があります。名前は似ていますが、資格によって従事できる電気工事の範囲が異なります。
この記事では、これから資格を取る人や第二種から第一種へのステップアップを考えている人向けに、違いを整理します。
※資格・工事範囲は2026年9月時点の公開情報をもとに整理しています。実際の工事では法令や勤務先の管理体制等を確認してください。
結論:まず第二種、仕事の幅を広げるなら第一種
一般家庭や小規模店舗などの一般用電気工作物等の工事には、第一種または第二種電気工事士が必要です。一方、小規模工場やビルなど最大電力500kW未満の需要設備の電気工事では、原則として第一種電気工事士が必要になります。
| 比較 | 第二種 | 第一種 |
|---|---|---|
| 一般用電気工作物等 | ○ | ○ |
| 500kW未満の自家用電気工作物 | 原則対象外 | ○ |
| 住宅・小規模店舗 | 活かしやすい | 活かせる |
| 工場・ビル系 | 資格追加が必要な場面あり | 仕事の幅を広げやすい |
第二種電気工事士でできること
第二種は、住宅や小規模店舗など一般用電気工作物等の電気工事で活かせます。コンセント、照明、配線など資格が必要となる作業に従事するための入口になる資格です。
第一種電気工事士で仕事の幅が広がる
第一種は一般用電気工作物等に加え、最大電力500kW未満の需要設備に関する電気工事にも対応できるため、工場・ビル・設備工事など仕事の選択肢を広げやすくなります。
ただし、第一種ならすべての電気工事ができるという意味ではありません。工事内容によって別資格や別要件が必要になる場合があります。
就職・転職ではどちらが有利?
資格だけで採用が決まるわけではありませんが、第一種まで取得すると工場・ビル・設備工事・施工管理など応募先を広げやすくなります。第二種を取得したばかりなら、まず実務経験を積みながら第一種や施工管理系資格を検討する方法があります。
資格取得後は会社の評価制度まで確認する
同じ資格を持っていても、資格手当、担当業務、昇格条件は会社ごとに違います。第一種を取った後に年収や役割がどう変わるか、求人票や就業条件で確認しましょう。
→ 電気工事士の資格手当はいくら?
→ 電気工事士の求人票はここを見る
資格を活かせる会社の条件を比較したい人へ
第二種・第一種を持っている人は、他社でどんな仕事内容や待遇が提示されているかを見ると、次のキャリアを決める材料になります。
どちらから取得すべき?
未経験者なら、まず第二種で基礎を固めるのが分かりやすいでしょう。すでに電気工事の現場で働いている人や、工場・ビル系の業務へ進みたい人は第一種まで視野に入れる価値があります。
まとめ
第二種は電気工事士としての入口、第一種は仕事の範囲とキャリアを広げる資格と考えると理解しやすくなります。
資格取得後は、資格そのものだけでなく、どの現場経験を積むか、どの会社で働くかまで合わせて考えることが重要です。






