PF管の収容本数を計算するときは、呼び径だけでなく実際の内径が必要です。
この記事では、現場でよく使うPF16・PF22・PF28について、近似内径と断面積を計算しやすい形でまとめます。
PF16・22・28の近似内径早見表
未来工業ミラフレキSSのカタログ値を例にすると次のとおりです。
| PF管 | 外径 | 近似内径 |
|---|---|---|
| PF16 | 23mm | 16mm |
| PF22 | 30.5mm | 22mm |
| PF28 | 36.5mm | 28mm |
管内断面積の計算式
内断面積 = π × 内径² ÷ 4
この式で計算すると、概算は次のとおりです。
| PF管 | 内断面積 | 32%相当 | 48%相当 |
|---|---|---|---|
| PF16 | 約201mm² | 約64mm² | 約97mm² |
| PF22 | 約380mm² | 約122mm² | 約182mm² |
| PF28 | 約616mm² | 約197mm² | 約296mm² |
絶縁電線の収容計算に使う場合
Panasonicの施工資料では、異なる太さの絶縁電線を同一PF管へ収める場合、被覆を含む断面積の合計を管内断面積の32%以下とする考え方が示されています。
同一サイズの絶縁電線なら、メーカー掲載の管サイズ選定表を使う方が早くて確実です。
ケーブル計算に使う場合の注意
VVF・CV・CVTなどのケーブルについては、上の32%・48%面積をそのまま「最大収容面積」と決めないでください。
ケーブルの外形が円形か平形か、曲げやすさ、配管距離、曲がり、引替えの必要性によって、施工できる本数が変わります。
VVFの寸法と比較する
SFCCのVVF仕様例では、1.6mm-2心が約6.2×9.4mm、2.0mm-2心が約6.6×10.5mmです。VVFは平形なので、管内での向きや重なりを考える必要があります。
CV・CVTの外径と比較する
円形に近いCVなら外径から「π×外径²÷4」で断面積を概算できます。CVTはより合わせ形なので、仕様書に記載された仕上外径を使って比較します。
PF管を1サイズ上げる判断
計算上ぎりぎりのときは、次の条件があればサイズアップを検討します。
- 配管距離が長い
- 曲がりが多い
- 硬いケーブルを入れる
- 複数本を同時入線する
- 将来引替え・増設する可能性がある
→ PF管サイズの選び方|PF16・22・28の基本はこちら
まとめ
PF管の収容計算では、呼び径ではなく内径から断面積を求めるのが基本です。PF16・22・28の内断面積を把握しておくと、絶縁電線の選定やケーブルの物理的な占積率確認がしやすくなります。
ただし、最終的な施工本数は規程、メーカー資料、現場条件を合わせて判断してください。







