PF管とCD管の違い|露出・屋外・コンクリート埋込はどっち?【2026年版】

作業場に整理して保管された電線 電線・ケーブル・配管
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結論:PF管とCD管の大きな違いは、難燃性(自己消火性)の有無と使用条件です。PF管は自己消火性を持つ合成樹脂製可とう電線管、CD管は可燃性の管です。

特にCD管は、経済産業省の「電気設備の技術基準の解釈」で、コンクリートへ直接埋め込む、または不燃性・自消性のある難燃性の管やダクトに収めるなどの施工条件が示されています。単に「オレンジ色だからCD管」「屋外だからPF管」と色や場所だけで判断しないことが重要です。

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PF管とCD管の違いを比較

項目 PF管 CD管
分類 合成樹脂製可とう電線管 CD管
燃焼性 自己消火性・難燃性を持つ 可燃性・自己消火性なし
代表的な色 製品により複数 一般にオレンジ系
露出配管 施工条件・製品仕様を確認して使用 単独での露出配管として安易に使わない
コンクリート埋込 製品仕様・施工条件により使用 規定された代表的な施工方法
屋外 耐候性・防水・紫外線など製品仕様を確認 「屋外だからCD管」の選び方は不可
土中へ直接埋設 地中埋設用管とは別に考え、設計・製品仕様を確認

PF管とは?

PF管は、可とう性と難燃性を持つ合成樹脂製可とう電線管です。経済産業省の解説資料では、ポリエチレン製の管に難燃材を加えたものや、二重構造のものなどとして説明されています。

曲げやすいため、建物内の配線、機器周辺、隠ぺい部など幅広い場面で使われます。ただし、PF管なら場所を問わず使用できるという意味ではありません。

屋外で使う場合は、紫外線、温度、雨水、薬品、機械的損傷などの影響を考え、使用する製品の耐候性やメーカー指定の付属品を確認してください。

CD管とは?

CD管は可とう性の高い合成樹脂管ですが、PF管と異なり自己消火性を持たない可燃性の管です。一般にはオレンジ色が多く使われています。

経済産業省の「電気設備の技術基準の解釈」第158条では、CD管について次のような施工方法が示されています。

  • 直接コンクリートに埋め込んで施設する
  • 専用の不燃性または自消性のある難燃性の管・ダクトに収めて施設する

このため、CD管をPF管と同じ感覚で露出させて使うのは避け、設計図書・適用規程・施工条件を確認します。

PF管とCD管は色だけで見分けられる?

色だけで断定するのは避けてください。CD管は一般にオレンジ系ですが、PF管にはベージュ、グレー、黒系などさまざまな製品があります。

既設配管では汚れや退色もあるため、確実なのは管表面の「PF」「CD」などの表示、型番、メーカー資料を確認する方法です。

露出配管ならPF管?

CD管は使用条件が制限されているため、一般的な露出配管でPF管を選ぶ場面は多くあります。ただし、PF管でも周囲温度、衝撃、紫外線、水、油・薬品などの条件によっては別の管種が必要です。

工場や屋外設備では、PF管だけでなくVE管、金属管、FEPなども含めて、施工場所に合った管種を選定します。

屋外ならPF管を使えばいい?

屋外という理由だけでPF管を選べばよいわけではありません。屋外では次を確認します。

  • 製品が屋外・耐候用途に適しているか
  • 紫外線や温度の影響
  • 雨水が接続部から侵入しない構造か
  • 機械的損傷を受けるおそれがないか
  • コネクタ・ボックスも使用環境に適合しているか

特に屋外露出では、管だけでなくコネクタやボックスまで含めた施工方法を確認してください。

CD管の「埋設」はコンクリート埋込のこと

CD管について「埋設できる」と説明されることがありますが、コンクリートへの直接埋込みと、土中への直接埋設を同じ意味で考えないことが重要です。

電気設備の技術基準の解釈で明記されている代表的な方法は、CD管を直接コンクリートに埋め込むことです。地中配管にはFEPなど専用の地中埋設管が使われるため、土中へ直接配管する場合は設計条件と使用製品の仕様を確認します。

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PF管とCD管を直接つないでもいい?

経済産業省の解釈では、合成樹脂製可とう管とCD管を直接接続しないことも示されています。

異種管を接続する必要がある場合は、メーカーが用意する適合した接続部材・施工方法を確認してください。未来工業などでは、管種とサイズから対応部材を検索できる資料も公開されています。

PF管・CD管のサイズはどう選ぶ?

管径は、電線が「入るかどうか」だけでは決めません。次を確認します。

  • 収容する電線・ケーブルの種類と本数
  • 管の内径と占積
  • 曲がりの数と通線距離
  • 将来の増設余裕
  • ボックス・コネクタの呼び径

長距離や曲がりが多い配管では、ギリギリの管径にすると通線抵抗が大きくなります。

→ PF16・22・28の内径とサイズ選びを見る
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よくある質問

CD管を露出で使ってはいけませんか?

CD管は施工条件が限定されています。経産省の解釈では、コンクリートへ直接埋め込むか、所定の難燃性の管・ダクトへ収める方法が示されています。一般的な露出配管として安易に使用しないでください。

PF管はオレンジ色ではない?

PF管は製品によって色が異なります。色だけでPF・CDを断定せず、管表面の表示や型番を確認してください。

CD管は土の中に直接埋めていい?

「コンクリートへの直接埋込み」と「土中への直接埋設」は別です。地中配管ではFEPなどの地中埋設用管を含め、設計条件に適した製品を選定してください。

PF管なら屋外でずっと使えますか?

製品ごとに耐候性や使用条件が異なります。屋外使用の可否、紫外線、温度、接続部の防水などをメーカー仕様で確認してください。

まとめ

PF管とCD管は見た目が似ていますが、最も重要な違いは難燃性と使用条件です。

PF管は自己消火性を持つ可とう電線管、CD管は可燃性で、施工方法に制限があります。特にCD管は「オレンジだからCD」「埋設なら何でも使える」と判断せず、施工場所と規程を確認してください。

実施工では、最新の法令・技術基準、設計図書、メーカー仕様、現場条件に従い、有資格者・施工管理者が選定してください。

参考資料

経済産業省「電気設備の技術基準の解釈」
経済産業省「電気設備の技術基準の解釈の解説」
未来工業「異種管接続方法」