
2スケと2mmの違いは?電気工事士向けにわかりやすく解説
電気工事の現場でよく出てくる「2スケ」と「2mm」。
似ているように見えますが、この2つはまったく意味が違います。
新人の電気工事士の方や、これから資格を取得する方は混乱しやすいポイントです。
間違った理解のまま配線を行うと、電線選定ミスにつながる可能性もあります。
この記事では「2スケ」と「2mm」の違いを初心者向けにわかりやすく解説します。
結論:2スケと2mmは全く別物
まず結論です。
2スケ
→ 導体断面積(mm²)
2mm
→ 導体の直径(mm)
つまり、表示方法が違います。
そのため同じ太さではありません。
この違いを理解することが非常に重要です。
2スケとは?(sqの意味)
2スケとは「2平方ミリメートル(2mm²)」の意味です。
導体の断面積を表しています。
主に以下の電線で使われます。
・IV線
・CVケーブル
・VVRケーブル
・KIV
・EM-EEF(より線タイプ)
例
IV 2sq
CV 2sq
VVR 2sq
このように「sq(スケ)」で表記されます。
断面積で表すため、より線の電線に多く使用されます。
2mmとは?(直径表示)
2mmとは導体の直径を表します。
主にVVFケーブルで使われます。
例
VVF 1.6mm
VVF 2.0mm
VVF 2.6mm
これは断面積ではなく、導体の太さ(直径)です。
VVFは単線のため、直径で表示されています。
ここが2スケとの大きな違いです。
2スケと2mmはどちらが太い?
ここが一番気になるポイントです。
実は
VVF 2.0mm
の方が
2スケより太いです。
おおよその比較は以下です。
2sq
→ 直径 約1.6mm相当
VVF 2.0mm
→ 約3.5sq相当
つまり
VVF 2.0mm > 2sq
となります。
この点は非常に重要です。
よくある間違い
現場で多いのがこの勘違いです。
「2スケ = 2mm」
これは間違いです。
例えば
2sqのIV線
VVF 2.0mm
この場合
VVF 2.0mmの方が太いです。
電線選定時は注意が必要です。
電線選定時の注意点
電線を選ぶ際は以下を確認します。
・線種(IV、VVFなど)
・断面積(sq)
・直径(mm)
・許容電流
特に線種が違うと表記も変わるため注意が必要です。
VVFはmm表示
IVはsq表示
この違いを覚えておきましょう。
現場での使い分け
一般的な使い分けは以下です。
VVF 2.0mm
→ コンセント回路
VVF 1.6mm
→ 照明回路
IV 2sq
→ 制御回路
→ 盤内配線
このように用途も異なります。
まとめ
2スケと2mmの違いは以下の通りです。
2スケ
→ 断面積表示(mm²)
2mm
→ 直径表示(mm)
そして
VVF 2.0mmの方が
2sqより太い
この点を覚えておけば間違いません。
電気工事では電線サイズの理解が重要です。
正しく理解して安全な施工を行いましょう。
