VVF1.6mmと2.0mmの違い|許容電流・コンセント・見分け方【2026年版】

電気設備の配線を確認する作業者 電線・ケーブル・配管
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結論:VVF1.6mmと2.0mmの違いは、銅導体の直径です。2.0mmは1.6mmより導体断面積が大きく、導体抵抗が小さいため、同じ条件なら電圧降下を抑えやすくなります。

ただし、『照明なら1.6mm』『コンセントなら必ず2.0mm』『20Aブレーカーなら2.0mm』と用途やブレーカー容量だけで決めることはできません。負荷電流、心数、配線方法、周囲温度、配線距離、端子・機器の指定などを合わせて確認します。

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VVF1.6mmと2.0mmの違いを比較

比較項目 VVF 1.6mm VVF 2.0mm
導体径 1.6mm 2.0mm
導体断面積の目安 約2.01mm² 約3.14mm²
導体抵抗(20℃・最大値) 8.92Ω/km 5.65Ω/km
2心の仕上り外径例 約6.2×9.4mm 約6.6×10.5mm
施工性 比較的曲げやすい 1.6mmより硬く取り回しにくい
主な特徴 軽く施工しやすい 抵抗が小さく電圧降下を抑えやすい

導体抵抗と仕上り外径は、住電HSTケーブルの600V VVF仕様書に記載された値です。製品により外径などは異なる場合があります。

VVF1.6mmと2.0mmの許容電流

許容電流は導体径だけでなく、心数、周囲温度、布設状況などで変わります。メーカー各社の公表値をまとめた参考表では、気中1条・周囲温度30℃の場合、次の値が示されています。

VVF 1.6mm 2.0mm
2心 18A 23A
3心 16A 20A

この値だけで回路を設計しないでください。ケーブルの集合、断熱材、高温場所、配線方法などによって条件は変わります。実施工ではメーカー資料、設計図書、適用する規程を優先します。

コンセント回路は1.6mm?2.0mm?

住宅などでは、負荷の小さい照明回路に1.6mm、コンセント回路や容量の大きい機器の回路に2.0mmが使われる例があります。ただし、これは一律の決まりではありません。

コンセント回路でも設計条件によって1.6mmが使われる場合があり、照明回路でも配線距離や負荷によって2.0mmが選ばれる場合があります。エアコン、IH、電気温水器などは、機器の消費電流や専用回路の指定を確認します。

20AブレーカーならVVF2.0mmでいい?

ブレーカー容量だけで電線サイズを決めないでください。過電流保護、負荷容量、配線方法、心数、周囲温度、電圧降下などを合わせて検討する必要があります。

既設回路でもブレーカーだけを見て電線サイズを推測せず、ケーブル表示、図面、接続機器の仕様を確認します。

→ 電線サイズを許容電流・電圧降下・ブレーカーから選ぶ手順を見る

2.0mmのほうが電圧降下に有利な理由

同じ長さ・同じ電流で比較すると、導体抵抗が小さい2.0mmのほうが電圧降下を抑えやすくなります。配線距離が長い回路や負荷電流が大きい回路では、この差が選定理由になります。

ただし『迷ったら太い電線にすればよい』という意味ではありません。端子の適合電線、施工スペース、曲げやすさ、コストまで含めて判断します。

VVF1.6mmと2.0mmの見分け方

確実なのは、ケーブル表面の印字やメーカー表示を確認する方法です。切断面を安全に確認できる状態なら導体径でも判断できますが、通電中の配線を触ったり、確認のために被覆をむいたりしてはいけません。

既設配線を確認する場合は、必要な停電措置と安全確認を行い、資格と知識を持つ人が調査してください。

VVF2.0mmと2sqは同じ?

同じではありません。VVF2.0mmは単線導体の直径2.0mmを表します。一方、2sq(2mm²)は導体の公称断面積です。

直径2.0mmの円の断面積は計算上約3.14mm²なので、数字の『2』が同じでも意味が異なります。

→ 2スケと2mmの違い・2sqは直径何mmかを詳しく見る

よくある質問

VVF1.6mmをコンセントに使うのは間違い?

一律に間違いとはいえません。回路条件と適用規程を確認して判断します。『コンセント=必ず2.0mm』とだけ覚えるのは避けてください。

VVF2.0mmのほうが安全?

導体抵抗や電圧降下の面では余裕を持たせやすい一方、太ければ無条件に安全という意味ではありません。ブレーカー、負荷、端子、施工方法などが適切であることが前提です。

VVF2.0mmは何sq?

VVF2.0mmは『2sq』という表記ではありません。単線の直径が2.0mmです。数学上の円断面積は約3.14mm²ですが、これを理由に別の3.5sq電線などへ置き換えることはできません。

1.6mmと2.0mmは見た目だけで分かる?

外観だけでは判断しづらい場合があります。ケーブル表面のサイズ表示やメーカー情報を確認するのが確実です。

VVFの加工工具も確認する
VVF1.6mm・2.0mmを扱うなら、対応サイズと使いやすさを比較しておくと工具選びで迷いにくくなります。
→ VVFストリッパーおすすめ5選を見る

まとめ

VVF2.0mmは1.6mmより導体抵抗が小さく、同条件では電圧降下を抑えやすい特徴があります。一方、1.6mmは比較的取り回しやすいサイズです。

選定では『照明かコンセントか』『ブレーカーが何Aか』だけで決めず、負荷電流、心数、布設条件、配線距離、機器仕様を総合して判断してください。

関連記事:
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PF管とCD管の違い
CVケーブルの外径一覧

参考資料

住電HSTケーブル『600V VVF仕様書』
住電HSTケーブル『技術情報』
極東建設『電線・ケーブルの許容電流値』

仕様・許容電流は2026年9月確認。実施工では最新のメーカー資料、法令・規程、設計図書を確認してください。