電線サイズの選び方は?許容電流と電気工事士が押さえる基本を解説


電線サイズの選び方は何を基準にする?

電線サイズは適当に選んでいいものではありません。
電流容量に対して小さい電線を選ぶと発熱や焼損の原因になります。

電線サイズは主に以下で決めます。

・流れる電流
・配線距離
・電圧降下
・配線方法
・使用環境

この中でも最も重要なのは流れる電流です。


許容電流とは?

許容電流とは、その電線に安全に流せる最大電流のことです。
この値を超えると電線が発熱し危険になります。

代表的な目安は以下です。

VVF 1.6mm
約18A

VVF 2.0mm
約27A

VVF 2.6mm
約36A

この範囲内で使用する必要があります。


よく使われる電線サイズ

住宅配線でよく使われるサイズは以下です。

照明回路
VVF 1.6mm

コンセント回路
VVF 2.0mm

エアコン回路
VVF 2.0mm または 2.6mm

幹線
CVケーブル

このように用途で使い分けます。


配線距離も重要

配線が長い場合は電圧降下が発生します。
電圧降下が大きいと機器が正常に動作しません。

目安として

10m以下
問題なし

20m以上
サイズアップ検討

長距離配線では1サイズ上の電線を使用します。


ブレーカー容量との関係

電線サイズはブレーカー容量にも関係します。

15A回路
→ VVF 1.6mm

20A回路
→ VVF 2.0mm

30A回路
→ VVF 2.6mm

この関係を覚えておくと便利です。


間違った選び方の例

よくあるミスは以下です。

・細い電線を使う
・長距離なのにサイズ変更しない
・ブレーカー容量無視
・用途無視

これらは発熱やトラブルの原因になります。


迷った場合の判断

迷ったら太い電線を選ぶ方が安全です。
電線は太いほど余裕があります。

ただし施工性やコストもあるため、適切なサイズを選びます。


まとめ

電線サイズは以下で決めます。

・流れる電流
・配線距離
・電圧降下
・ブレーカー容量

住宅配線の基本は

照明
1.6mm

コンセント
2.0mm

長距離や大容量
サイズアップ

この基準で選べば問題ありません。