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結論:HIOKI 3288と3288-20の大きな違いは、交流電流・交流電圧の測定方式です。3288は平均値整流、3288-20は真の実効値(True RMS)整流です。
どちらも交流・直流電流を最大1000Aまでクランプ測定でき、測定可能導体径φ35mm、質量150gです。一般的な正弦波に近い交流なら3288、インバータなど歪んだ波形を測る可能性があるなら3288-20を比較します。
3288と3288-20の違いを比較
| 項目 | 3288 | 3288-20 |
|---|---|---|
| 交流電流方式 | 平均値整流 | 真の実効値(True RMS) |
| 直流電流 | 100.0A / 1000A | |
| 交流電流 | 100.0A / 1000A | |
| 交流電圧 | 平均値整流 | 真の実効値整流 |
| 直流電圧 | 最大600V | |
| 抵抗・導通 | 対応 | |
| 測定可能導体径 | φ35mm以下 | |
| 寸法 | 57×180×16mm | |
| 質量 | 約150g | |
| 電源 | CR2032×1 | |
| 連続使用時間 | 約60時間 | 約35時間 |
| 電流測定カテゴリ | CAT III 600V | |
| 電圧測定カテゴリ | CAT III 300V | |
仕様はHIOKI公式製品ページ・取扱説明書をもとに2026年9月確認。
最大の違いは平均値とTrue RMS
3288は平均値整流方式です。正弦波に近い交流では使いやすい一方、インバータ出力やスイッチング電源など波形が歪む場合は、表示値に差が出ることがあります。
3288-20はTrue RMS方式です。波形が歪んでいる交流でも実効値を求められるため、インバータ設備などを測定する可能性がある場合に比較しやすいモデルです。
ただし、True RMSならどんな波形でも無条件に正確という意味ではありません。周波数範囲やクレストファクタなど、測定器の仕様範囲を確認してください。
どちらも直流電流1000Aまで測定できる
3288と3288-20は、どちらも直流電流を100A / 1000Aレンジでクランプ測定できます。
UPSの非常用バッテリーや直流モーターなど、直流電流を測る用途では、AC専用の3280-10F/3280-20Fとの大きな違いになります。
3288-20は交流電圧もTrue RMS
違いは交流電流だけではありません。交流電圧についても、3288は平均値整流、3288-20はTrue RMS整流です。
現場で電流だけでなく交流電圧も確認する場合は、測定対象の波形まで考えて選ぶと分かりやすくなります。
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日置 (HIOKI) クランプオンAC/DCハイテスタ 3288-20
電池持ちは3288のほうが長い
HIOKI公式取扱説明書では、連続使用時間の目安は3288が約60時間、3288-20が約35時間です。どちらもCR2032を1個使用します。
True RMSを必要としない用途では、3288のほうが電池持ちの面で有利です。
サイズ・重さ・クランプ径は同じ
両機種とも57×180×16mm、約150g、測定可能導体径φ35mm以下です。
そのため、携帯性やクランプ径よりも、測定波形とTrue RMSの必要性で選び分けるのが基本になります。
3288と3288-20はどっちを選ぶ?
- 一般的な交流負荷+直流電流を測りたい:3288
- インバータなど歪み波形を測る可能性がある:3288-20
- 交流電流だけでよく、より軽量な機種が欲しい:3280-10F/3280-20Fも比較
- 突入電流や無線記録など高機能が必要:CM4370系など上位機種も比較
→ 電気工事士向けクランプメーター5機種を比較する
→ 3280-10FとKEW2200の違いを見る
→ クランプメーターはなぜ電線1本だけ挟むのかを見る
AC/DC1000Aを1台で測りたいなら
3288は交流・直流電流1000Aまで対応し、電圧・抵抗・導通も確認できる薄型クランプメーターです。
よくある質問
3288と3288-20は直流電流の測定能力も違う?
基本レンジは同じで、どちらも直流電流100A / 1000Aに対応します。主な違いは交流側の整流方式です。
3288-20ならインバータのどこでも測れる?
いいえ。測定位置、周波数、波形、クレストファクタなどによって測定器の仕様範囲を確認する必要があります。True RMS対応だけで判断しないでください。
3288と3280-10Fの違いは?
3288は直流電流もクランプ測定できます。3280-10FはACクランプメーターなので、直流電流を測る用途では3288系を比較します。
漏れ電流も測れる?
3288/3288-20は一般的な負荷電流測定用です。微小な漏れ電流を測る場合は、リーク電流測定に対応した専用クランプメーターを選んでください。
まとめ
HIOKI 3288と3288-20は、AC/DC1000A・φ35mm・150gなど基本仕様が近く、最も大きな違いは平均値整流かTrue RMS整流かです。
正弦波に近い一般的な交流と直流電流を測るなら3288、インバータなど歪み波形を扱う可能性があるなら3288-20を比較します。測定カテゴリと測定範囲を確認して選んでください。
参考資料
HIOKI『クランプオンAC/DCハイテスタ 3288, 3288-20』
HIOKI『3287, 3288, 3288-20 取扱説明書』
仕様は2026年9月確認。購入・測定前に最新のメーカー資料をご確認ください。







