HIOKI 3244-60とKEW1011の違い|携帯性と多機能はどっちを選ぶ?【2026年版】

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結論:HIOKI 3244-60と共立電気計器 KEW1011は、同じデジタルテスターでも狙っている用途が違います。携帯性と電圧・抵抗・導通の手軽さなら3244-60、電流・温度・静電容量・周波数まで1台で測りたいならKEW1011が比較しやすい選択です。

どちらもCAT III 300V / CAT II 600Vですが、測定機能とサイズ・重量には大きな差があります。

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3244-60とKEW1011の違いを比較

項目 HIOKI 3244-60 KEW1011
タイプ カード型 多機能DMM
直流電圧 最大500V 最大600V
交流電圧 最大500V 最大600V
電流測定 非対応 AC/DC 最大10A
抵抗・導通 対応 対応
温度 非対応 -50〜300℃(付属Kタイププローブ)
静電容量・周波数 非対応 対応
交流方式 平均値整流 平均値タイプ
測定カテゴリ CAT III 300V / CAT II 600V CAT III 300V / CAT II 600V
寸法 55×109×9.5mm 161×82×50mm
質量 約60g 約290g

仕様はHIOKI・共立電気計器の公式製品情報を2026年9月に確認したものです。

携帯性ならHIOKI 3244-60

3244-60は60g・厚さ9.5mmのカード型テスターです。直流・交流電圧、抵抗、導通チェックに機能を絞り、腰袋や工具箱へ入れて持ち歩きやすい構成です。

HIOKI公式では直流電圧419.9mV〜500V、交流電圧4.199V〜500V、抵抗419.9Ω〜41.99MΩ、導通ブザーに対応しています。コンセントの奥へ届きやすい15mmのプローブ先端も特徴です。


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測定機能の多さならKEW1011

KEW1011は、AC/DC電圧・電流、抵抗、導通に加え、ダイオード、静電容量、周波数、DUTY、温度まで測定できる多機能タイプです。

電流はAC/DCとも最大10A、温度は付属Kタイププローブ8216で-50〜300℃。表示は6040カウントで、MIN/MAXやREL機能も備えます。

その分、本体は161×82×50mm・約290gで、3244-60より大きく重くなります。


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電気工事の現場ならどっち?

日常的な電圧確認・導通確認を中心に、腰道具へ常時入れておきたいなら3244-60が扱いやすい構成です。

一方、制御回路や機器の点検で、電流・温度・静電容量・周波数など複数の測定を1台で行いたいならKEW1011の機能が生きます。

ただし、負荷電流を測るだけならテスターを回路へ直列に入れるより、クランプメーターの方が適する場面も多くあります。測定対象に合わせて使い分けてください。

→ 電気工事士向けクランプメーター5機種を比較する

CAT規格はどちらも同じ

3244-60とKEW1011は、どちらもCAT III 300V / CAT II 600Vです。ただし、CAT表記が同じだから同じ場所で何でも測れるという意味ではありません。

測定箇所のカテゴリ、最大入力、テストリードの状態、端子の接続位置を確認して使用してください。

True RMSが必要なら別機種も比較

3244-60の交流電圧は平均値整流方式、KEW1011も平均値タイプです。インバータやスイッチング電源など歪んだ交流波形を正確に測りたい場合は、True RMS対応機種を比較します。

共立では同シリーズのKEW1012がTrue RMSタイプです。クランプメーターならHIOKI 3280-20FなどTrue RMS対応機があります。

→ HIOKI 3280-10Fと3280-20Fの違いを見る

3244-60が向いている人

  • 腰袋・ポケットへ常時入れておきたい
  • 電圧・抵抗・導通が中心
  • 軽さと薄さを優先したい
  • サブテスターとして持ち歩きたい

KEW1011が向いている人

  • AC/DC電流も直接測りたい
  • 温度・静電容量・周波数も使う
  • 1台で幅広い測定をしたい
  • サイズより機能数を優先したい

よくある質問

3244-60で電流は測れますか?

測れません。3244-60は電圧・抵抗・導通を中心としたカード型テスターです。電流測定が必要ならKEW1011やクランプメーターを比較してください。

KEW1011はTrue RMSですか?

KEW1011は平均値タイプです。True RMSが必要ならKEW1012など対応機種を検討します。

どちらが電気工事士向けですか?

用途によります。日常の電圧・導通確認を軽量な1台で行うなら3244-60、点検項目が多く温度や電流まで測るならKEW1011が向きます。

CAT III 300Vなら三相200V盤で使えますか?

CAT表記だけで判断せず、測定箇所のカテゴリ、対地電圧、機器の最大入力、現場の安全手順を確認してください。測定器の仕様範囲を超える場所では使用しないでください。

まとめ

HIOKI 3244-60とKEW1011は、同じテスターでも役割が異なります。3244-60は携帯性、KEW1011は多機能性が強みです。

『機能が多い方が上』ではなく、現場で実際に必要な測定項目と持ち運び方で選んでください。

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参考資料

HIOKI『カードハイテスタ 3244-60』
共立電気計器『KEW 1011』

仕様は2026年9月確認。実際の測定では最新の取扱説明書と現場の安全手順に従ってください。