電圧降下は何%まで?60m・120m・200m超で変わる目安を解説【2026年版】

電気工事の基礎知識

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電圧降下は小さいほどよいですが、現場では『何%までならよい?』という疑問がよく出ます。

答えは配線の長さと受電条件で目安が変わるです。

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長さによって電圧降下の目安が変わる

フジクラ・ダイヤケーブルが紹介している内線規程1310節の例では、変圧器二次側または引込線取付点から最遠端負荷までのこう長に応じて、電圧降下の目安が変わります。

こう長 電気使用場所内の変圧器から供給 電気事業者から低圧受電
60m以下 合計3%以下 合計2%以下
60m超〜120m以下 5%以下 4%以下
120m超〜200m以下 6%以下 5%以下
200m超 7%以下 6%以下

※上表は同資料に掲載されている内線規程の目安を整理したものです。実際の設計では適用規程や設備仕様を確認してください。

100Vで2%落ちると何V?

100Vの2%は2Vなので、負荷側では約98Vになります。200Vの2%なら4Vで、約196Vです。

同じ2%でも、機器の種類や始動時の電流によって影響の大きさは変わります。

長距離では電線を太くする理由

電線を太くすると抵抗が小さくなり、同じ電流・距離でも電圧降下を抑えやすくなります。

そのため、許容電流だけなら十分なサイズでも、長距離では1サイズ以上大きい電線を選ぶ場合があります。

許容電流だけ見ればよいわけではない

電線サイズは、許容電流、電圧降下、短絡時の保護、端子適合、施工条件などを総合して決めます。

詳しい選定手順は電線サイズの選び方で解説しています。

計算式そのものは電圧降下の計算方法で詳しく説明しています。

まとめ

電圧降下の許容目安は、配線の長さと受電方式によって変わります。 60m以下なら2〜3%程度が1つの目安ですが、長距離になるほど許容値も変わります。

ただし、機器メーカーの指定や設備設計条件が優先されるため、実設備では最新の規程・設計図・メーカー仕様を確認してください。

参考資料